EFTタッピング実践・提供歴16年、自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
誰かを「見下してしまう気持ち」が湧いたことはありませんか?
多くの人が「そんな感情を持ってはいけない」と思いながらも、心の中で抱えた経験があるのではないでしょうか。
そんな時、私はEFTを使い、この見下しの感情を認め、掘り下げ、満たす作業をしています。
なぜかというと、の感情は 他人軸で意志を扱い続けた結果生じる「癖」 を知らせるサインだから。
放置してしまうと、人間関係のトラブルや、深刻な問題に発展しかねないのです。
見下しの気持ちが生まれる仕組み
見下しとは「自分の方が、相手よりも上」と判断し、相手に自分を認めさせる行為の一つです。
これは、常に、周りから認められる(完璧な)自分になる という、他人軸で意志を扱う目的と、人間関係の築き方によって生じています。
他人軸の人間関係の築き方には、
という特徴があります。
他人軸と感情の抑圧
他人軸で生きてきた場合、
本来、意思を扱う際には「感情を認めること」から始まります。
でも、自分の内側を抑圧しているので、感情を認めることも、満たすこともできません。
だから、相手に自分を認めさせたと(自分が)感じることで、自分の内側を満たす必要があるのです。
相手が内心どう思っていようが、表向き、自分を認めさせることでしか、自分を満たせない状態 に陥ります。
「見下す人」と「見下される人」の利害関係
見下す人
見下す人は、普段「周囲と波風を立てないよう、自分の感情を抑圧し、表向きは、周りに認められるよう」振るまっています。
でも、接する相手に対し、自分の方が上と感じ、かつ「この人なら見下しても大丈夫」と判断した場合。
何かを機に、スイッチが入ると、いけないと思いつつ、見下さずにはいられなくなります。
「そんなことも知らないの?」
「だからダメなんだよ」
などの言葉で「自分を認めろ!」と迫ってしまうのです。
見下される人
見下された側が、他人軸で意志を扱っていて、かつ自分を下と判断していた場合。
- 見下された
- 上から目線だ
- マウントされた
- バカにされた
などと感じます。
でも、波風を立てないよう、自分が我慢すればいい。
そう考え、 表向きは、見下す相手に認められるよう、同意したり、持ち上げたり、何事もなかったかのように振舞ったりします。
なぜなら、見下される側もまた、周りから認められる必要があるからです。
見下されたと感じた場合、「相手から、認められていない」と、自分が判断することになります。
両者の利害が一致する
結果として、両者の利害が一致。
見下す側のエスカレートと、見下される側の我慢によって、この関係性は、固定化していきます。
見下しがエスカレートするとどうなるか
最初は見下す側の一時的な感情であっても、繰り返しによって、相手は「見下していい存在」へと変わります。
見下される側は、だんだん、そうされる自分がダメだからとか、存在を否定されていると感じるようになります。
この利害関係は、
- いじめ
- ハラスメント
- DV
- 毒親
- 老害
などへと発展していきます。
見下す側、見下される側の「他人軸」という意思の扱い方による「他者からの承認依存」と、その繰り返しによって起こる「事実と感情の区別がつかなくなる=思い込み」が、深刻な問題を引き起こす原因になるのです。
「他者からの承認依存」と書きましたが、実際は、
に過ぎないのです。
EFTでできること
自分軸で意志を扱うことが、自分も、相手も守ります。
そのためには、まずは、見下す気持ちが湧いたら、それに気づくこと。
そして、「その感情が自分の中にある」ことを認めましょう。
今日のEFTの「ことば」(フレーズ)は
- あの人を見下す自分がいる
- あの人を見下している自分がいる
今日の「ことば」は、ネガティブリマインダー方式で書いています。
「ことば」の作り方やEFTタッピングのやり方は、下記の記事をご覧ください。

「ことば」を口にする時、あなたの内側の感覚に合っているかどうかを、チェックしてみてください。
合っていたら、そのままEFTタッピングスタート!
見下す気持ちはなくそうとしない方がいい
見下す気持ちを「なくそうとする」のは得策ではありません。
なぜなら、態度に出さなくても、気持ちの上で、相手を見下すことで、バランスを取る時もあるからです。
隠しているつもりが、言葉やの節々に出してしまう。
そのことに気付かず、何度もやってしまって、大切にしたい人が、自分から離れて行くということもあるのです。
EFTを使えば、他人軸の欲求をいったん満たし、そのうえで自分軸の対応へと切り替えることが可能です。
もし自分軸での対応を身につけたいと思われたら、ぜひご相談ください。