EFTタッピング実践・提供歴16年、自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
緊張するのは自然なこと
人前で緊張することは誰にでもあります。
初めて会う人と話す時や、重要な仕事、「結果を出したい」などの場面で緊張するのは、ごく自然なことです。
大切なのは、その「緊張」が 他人軸・自分軸、どちらの意思の扱い方によって生じているのかを見分けることです。
他人軸からくる緊張の特徴
何かをやろうとする時に、このような思いを抱いたことはありますか?
- こんなことを言ったら、バカにされるかもしれない
- 相手につまらない人だと思われるかもしれない
- 失敗するかもしれない
これは、他人軸で意志を扱っている状態で起こります。
他人軸で生きてきた方の場合「常に周りから認められる(と自分が感じられる)完璧な自分であろう」として、表向きは周囲に合わせながら、内側では感情を抑圧しています。
自分をなくすことで、うまくいくように感じるため、完璧であろうと自らに強いプレッシャーをかけます。
プレッシャーによって生じるのが緊張です。
でも、このやり方は、最終的に、自分の存在そのものを自らが脅かすことにつながるので要注意です。
今日のEFTのことば(フレーズ)
自分軸教習所では、「緊張」している自分に気付いたら、まずはEFTを使って そのまま認めることをお勧めしています。
- 今、とても緊張している自分がいる
- なぜかわからないけれど、今とても緊張している、そう感じている自分がいる
という「EFTのことば(フレーズ)」から始めます。
今日の「ことば」は、ネガティブリマインダー方式で書いています。
「ことば」の作り方やEFTタッピングのやり方は、下記の記事をご覧ください。

次のことば
普段のセッションでは、最初の「ことば」を使った後の反応を見て、次の「ことば」を決めるのですが、今日は、次の「ことば」も紹介しましょう。
- 私が〇〇と言ったら、あの人は、絶対に私をばかにする、そう感じて、緊張している自分がいる
- 私と会った人は、皆、私のことを、つまらない人だ 絶対にそう思うに違いない、そう感じて、緊張する自分がいる
私私私とうるさいですが、端折らずに使ってみてください。
次の「ことば」は、あなたの感じていることは、本当に事実なのかを問うためのものです。
これは、下記の記事で触れる、他人軸の特徴を踏まえた上で、作成したものです。
繰り返される他人軸の緊張
あなたが、緊張するようになったのは、今始まったことではないはずです。
ヒトやモノを変えて繰り返してきているのではないでしょうか。
繰り返しによって、自分が感じたことが、自分にとっての事実となります。
これは、他人軸の特徴の一つです。
例えば、誰かと接している最中に、相手の雰囲気・態度・反応などを察した時。

この人、今、私のことをばかにした。
絶対に私のこと、つまらない人間だって思ってる!
などと感じて、動揺したことはあるでしょうか。
これは、常に周りに認められる自分でいなければいけないのに、それができていないと自分が判断している状態です。
このような時、何とかして、周りに認められるような対応を取ろうとします。
その方法は、人によって違いますが、例えば
- 思ってもいないことを口にして、過剰なまでに相手を持ち上げる
- 場を盛り上げようとして多弁になる
- 自虐する
- おどける
などがあります。
結果「自虐で皆が笑ってくれたから、ま、良いか」と思うこともあれば、居たたまれなくなったり、うまくいかなかったと感じて、どっと疲れたりします。
相手に褒められても、「本当はそんなこと思っていない癖に」などと感じるかもしれません。
でも、これで終わらないのですよね。
落ち込みを引きずる
後からも、その場面を思い出しては
- 余計なことを言わなきゃよかった
- あんなことしなきゃよかった
と悔やんだり
- あー絶対につまらないって思われているぅぅぅぅ!
- あんなこと言うなんて、私のバカバカバカー
などと落ちこんだり、自分を責めたりしながら、それを引きずっていくことにもなるのです。
消えてしまいたいと思う時
過去の傷を引きずっている所に、自分にとって、大きな打撃となるようなことが起きた時。
消えてなくなりたいと思うかもしれません。
これは、常に周りから認められる自分でいなければならないのに、それができないと感じる自分を裁き続けた結果、生じたものです。
ということなのです。
真面目な人ほど、生き辛さを覚えるという話があります。
他人軸の「真面目さ」とは、完璧を目指すあまり、本来の自分を抑圧し、良さや持ち味を自分で潰してしまうことなのです。
緊張は現状を変えるヒントになる
緊張は、ありのまま認めることで、抑圧によって苦しんでいる自分に気づき、救済するためのヒントになります。
上記で、紹介したEFTのことばを試し、この先の取り組みを進めていきたいと思われた場合は、
- 完璧で認められたい自分を認める
- 過去の傷を癒す
- 他人軸ではうまくいかないと気づく
- 本来の自分を活かす
という、他人軸から自分軸へ、意思の扱い方を変えるプロセスを、踏んでいきます。
自分軸で生きられるようになると緊張の意味が変わる
必要なプロセスを踏んで、自分軸で生きる方法を身につけた時。
緊張は「自分の持ち味や、培ってきた力を発揮する前に起こる自然な反応」と理解できるようになります。
緊張を認めた時「自分が、ここまでやってきたことを、必要に応じて、やれば大丈夫」と感じますし、相手がどう思うかは相手に任せよう。
そう考えるご自身に気づいて、変化を実感なさることと思います。
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