EFTタッピング実践・提供歴16年、自分軸教習所を運営する、アイホージュの伊藤みつるです。
起こってもいないことを想像して不安になるのはなぜか
起こってもいないことを想像して、不安に駆られる時ってありますよね。これは誰にでも起こり得ることです。
ただし、この不安が「自分軸」か「他人軸」どちらで意思を扱っているのかによって、意味合いが大きく変わってきます。
自分軸:自分がどうしたいのかに沿って意思を活かす
他人軸:周りにどう思われるかを優先し、自分の意思を抑圧する
自分軸の場合、不安が生じても事実と感情を区別し、自分の意思に沿って必要な対応を取ることができます。
そのため、不安を感じても切り替えていけるのです。
でも、他人軸の場合は違います。
「起こってもいないことを繰り返し想像するうちに、それが事実のように感じてしまう」
妄想が膨らみ、四六時中そのことを考え、不安に支配されてしまうのです。
他人軸特有の「不安の想像」パターン
よくある不安の例
- 失敗したら、うまくいかなかったら、どうしよう
- こんなことを言ったら相手を怒らせるのではないか
- 思っていることを話したら嫌われるのでは
- 隠れてやったことがばれそうな気がする
- 自分の未来が良くなる気がしない
- 常に最悪の事態を想定して動くけれど、実際はそうならず拍子抜けする
これらの背景には、他人軸の次の2つの特徴があります。
- 周りに認められたと自分が感じることで安定する
- 意思を抑圧・犠牲にしているため、自分の意思に沿った対応を取る経験やスキルを身につけられない
結果として、「①で問題が生じても、②のために適切な対応ができない」という状態に陥るのです。
不安を生み出す具体例
失敗したらどうしよう
「失敗したら周りに認めてもらえない」と感じることから来ています。さらに、必要な対応が取れないために「どうしよう」と不安に囚われてしまいます。
相手を怒らせる・嫌われるのでは
「自分を犠牲にしているから認められている。自分がやりたいことを言えば認められるはずがない」と感じてしまうためです。結果、怒らせたり嫌われたりするのではと恐れるようになります。
自分の未来が良くなる気がしない
常に「周りに認められた」という感覚を追い求めているため、自分がどうしたいのかに沿った対応ができず、未来に希望を持ちにくくなります。
常に最悪を想定してしまう
「仕方ない」と諦めつつ動いた結果、周りに受け入れられると一時的に安心できますが、必要な対応が取れていないために同じことを繰り返します。
「不安を見ないようにする」は解決にならない
不安を「見ないようにする」ことは、その場しのぎにしかなりません。結局はまた同じことを繰り返し、不安に囚われ続けてしまいます。
この状態を根本から改善するには、他人軸の欲求を自分で満たしつつ、自分軸を育み、必要な対応を取れるようになることが必要です。
今日のEFTの「ことば」
根本対応の第一歩は、EFTタッピングを使って ネガティブな感情をありのまま認めること です。
- 失敗したらどうしようと強く感じている自分がいる
- 相手を怒らせるんじゃないかと強く感じている自分がいる
- 思っていることを話したら嫌われるんじゃないかと感じている自分がいる
- 「ま、いっか」と思ってやったことがばれたらどうしようと感じている自分がいる
- 自分の未来が良くなるようには思えないと感じている自分がいる
- 最悪の事態を想定して動くけれど、実際はそうならず拍子抜けする自分がいる
また、「思っていることをそのまま口に出す+『〜と感じている自分がいる』」という形でEFTをするのもおすすめです。
今日の「ことば」は、ネガティブリマインダー方式で書いています。
「ことば」の作り方やEFTタッピングのやり方は、下記の記事をご覧ください。

一人でできることと、その先へ
今日紹介した内容が、お一人で取り組める範囲です。
さらに進むには、他人軸の欲求を満たしつつ、自分軸で対応する経験を積むことが大切です。
アイホージュの「スタートパッケージセッション」では、実際の悩みを題材に他人軸の欲求を満たしつつ、自分軸で必要な対応を取り、スキルを身につける体験をします。
「この先に進みたい」と思われたら、まずは体験会からどうぞ。
あわせて読みたい・関連記事
EFTタッピングは効果がない? EFTタッピングで効果がないと感じる理由と解決のヒント
感情開放のその先へ 感情開放だけでは変われない|アイホージュのEFTタッピングの特徴
EFTの体験をする 提供サービス一覧