事実と感情を分けることが離婚危機回避につながる【自分軸が身につくEFTタッピング事例】

本記事では、事実と感情を分けることが離婚危機を回避につながるということをRさんの自分軸が身につくEFTタッピングセッション事例を交えて紹介します。

このようなことを知りたい方向けの内容です。

  • 事実と感情を分けられないとどんなデメリットがある?
  • 事実と感情を分けるって具体的にどういうこと?
  • どうやったら事実と感情を分けることができるようになるの?
  • 事実と感情を分けることが自分や人生、現実を変えたり、問題を解決したりすることにつながる

この話は前回の事例記事の続きです。

目次

事実と感情を分けることができないとどんなデメリットがある?

事実と感情を分けることができないと、人生がハードモードになる。

他人軸によって、Rさんは事実と感情をわけることができなくなっていました。

他人軸とは

事実と感情の区別をつけられなければ、ヒト・モノ・コトに対し、必要な対応が取れません

必要な対応が取れなければ

  • 時間・労力・お金が漏れる
  • 人間関係にトラブルの種をまく
  • 自信・居場所・存在価値が得られない

などの負の連鎖が生じます。

そうなるとRさんは、配偶者に愛されていると感じられるよう、無自覚のうちに自分軸の「どうしたいのか」を犠牲にし続けることにもなるので、当然ですが負の連鎖も積み重なります。

負の連鎖の積み重なりが、他人軸の末路です。

一つのことができなければ、次ができなくなる。

芋づる式に問題や悩みが増えていき、人生がハードモードになります。

これを、Rさんの事例に沿って説明していきます。

私のことを愛していないは事実?感情?

Rさんの配偶者は仕事を終え、夜遅くに帰宅します。

その後、ずっとスマートフォンを触っているのだと言います。

配偶者の姿を見たRさんは、下記のようなことを思い感じていました。

私が目の前にいるのにずっとスマホするなんて!!

私と一緒に過ごすのが嫌なんだ!

私と話したくないんだ。

もう私の事、愛していないんだ。

Rさんが話している内容は、どれが事実で、どれが感情でしょうか。

事実は、目の前にいる配偶者が、帰宅してからずっとスマホをしている

その他は、Rさんの感情です。

事実と感情が入り混じる中、Rさんは配偶者の評価と感じる、ご自分の判断で愛されていないと思っていたのです。

配偶者の一挙一動を捉えては

  • Rのことをもう愛していない
  • Rと一緒にいても楽しくない
  • Rとは仕方なく一緒にいる
  • Rが嫌いだ

などと、無意識のうちに配偶者から言われている ように感じていたのでした。

配偶者の気持ちは配偶者にしかわからない

愛されていないと感じていたRさんですが、配偶者の気持ちは、配偶者にしかわからないことです。

前回の記事で触れましたが、配偶者が知人にメールで「Rへの気持ちが全くない」と送っていたのは事実です。

でも、Rさんの目の前でスマートフォンをいじっている配偶者が、本当に彼女が感じていたように

  • Rと一緒に過ごすのが嫌だ
  • 話したくない
  • 愛していない

と思っていたのでしょうか。

スマホをいじっているのだから、Rに気持ちがないこと位、雰囲気でわかってよ!と訴えていたのでしょうか。

これらは配偶者にしかわからないことです。

Rさんには知り得ないことなのですが、彼女の中では事実と化し、問題になっていたのです。

いくら人の気持ちを探っても肝心の夫婦関係は改善しない

配偶者の一挙一動に愛されないと感じる場合、相手の気持ちを探りたくなります。

でも、Rさんのように他人軸のまま、配偶者の気持ちを探っても、堂々巡りで疲れるばかり。

本当にもう私に気持ちがないのだろうか。

本当はどう思っているのか。

少しは望みがあるんじゃないだろうか。

あーでもでも!!

いくら人の気持ちを探っても、肝心な夫婦関係の改善にはつながらないのです。

どう思われているのかを知りたい

例えば、気持ちを知りたいと思って探った所で、お相手が正直に答えるとは限りません。

相手もまた他人軸なのかもしれません。

傷つけたくないとか、思ったことが言えないとか、人それぞれ事情があります。

仮に、配偶者がこのようなことをRさんに言ったらどうでしょう?

配偶者

Rと話したくないなんて、思っていないよ。
愛しているよ。

配偶者から愛されたいと思っているRさんにとっては、嬉しいはずの発言だと思うのです。

でもRさんは、配偶者が知人に彼女に気持ちが全くないというメールを送っているのを知っています。

Rさん

嘘つき!!あんなメールを送っていた癖に。

だったら何であんなメール送るの?

本当のことを知りたい

では、配偶者が本当に思っていることや正直な思いなどを、Rさんに話したとしたら、どうでしょう?

配偶者

本当はもうRへの気持ちがない。

関係性にもよりますが、そういわれると傷つくから、思っていても言うなよと感じるのではないでしょうか。

言われて吹っ切れる場合は、関係が破綻しているのに、表面上見ないようにしながらズルズルしている時くらいかもしれません。

そんな訳で、他人軸の状態のまま、いくら相手の気持ちを探っても納得しませんし、聞きだした所でRさんが満足する答えに辿り着くことはないのです。

それでも他人軸でご自身の欲を扱い続けている限りRさんは、配偶者の態度や言動を通じて、相手の気持ちを探っては不安や疑念を抱いたり、かすかな期待をしたりしながら、アップダウンを繰り返します。

離婚回避・関係改善のために、愛されるよう時間・労力を費やしては、ご自身の中で自信・居場所・存在価値などを失い、肝心な関係は改善する所か、悪化していくのです。

事実と感情が分けられないまま問題を解決しようとすると自分も相手も傷つく

事実と感情をわけられないまま他人軸で問題を解決しようとすると、お二人とも傷つくだけです。

夫婦関係を改善したかったRさんが、配偶者にかけた言葉があるのですが、それが

Rさん

何でスマホばかり見るの?

彼女の発言の裏にある欲「~したい」とは

本当に私のことを愛していて大事に思っているなら、何でスマホばかり見るの?と声を掛けたら、私が関係を改善したいと思っていることを察して協力するはず。(私の思い通りに動いてくれるはず)

事実と感情が一緒くたになっているのがお分かり頂けると思います。

残念ながら、スマホを見ている配偶者に、Rさんの「何で?」の意味は一つも伝わっていません。

でも、Rさんの中では配偶者に伝えているし、伝わっていることになっているので、これがさらなる関係の悪化につながっていくのです。

Rさん

こんなに私が頑張っているのにわかってくれない。

やっぱりもう私に気持ちがないんだ。

これはRさんに限った話ではなく、他のセッションでもよく出て来る話です。

あわせて読みたい・他のクライアントさんのセッション事例

クライアントさん達そのものに問題があるのではなく、ご自身の欲を他人軸で扱い続けたために、芋づる式に問題が増えていくのに必要な対応が取れないのが、マズイのです。

関係を改善したくて、時間や労力を費やして行動したはずなのに、愛されていないと感じて傷つき、自信・居場所・存在価値・肯定感などを失い、自分を守れなくなる。相手も信用できなくなるのなら、この対応は不毛であり、動き損です。

このように他人軸によって生じた問題を解決するための一歩が、事実と感情を分けることなのです。

他人軸の状態では事実と感情を分ける重要性を感じない

でも、他人軸の状態では、事実と感情をわける重要性を感じません。

ヒト・モノ・コトが思い通りに動かすことに意識を向けているため、「とにかく今すぐにうまくいく方法を知りたい」となるからです。

軸がそうさせるので仕方がないことではあるのですが、他人軸を積み重ねて生じた問題を全て帳消しにして、人生を変え、自分軸で生きる魔法のテクニックは残念ながらありません。

ですが他人軸の状態では、それがあるように感じ、事実と捉えるのです。

そのため、評価・承認・注目・理解・欲しいモノ・コト・結果など自分の思い描く反応が、周囲から常にもたらされるよう「人にどう思われるか、自分はどうすればいいのか」を考え、行動します。

仮に、自分軸を作る取り組みを開始しても、思うような変化がすぐに起きないので「こんなことをやっても何も変わらない」と思ってやめてしまうのです。

結果的に不毛な対応を取り続け、負の連鎖が積み重なり、他人軸の末路状態に陥ってしまうのです。

事実と感情を分けて自分軸で行動するために必要なこと

事実と感情を分けて、自分軸のどうしたいのかに沿って行動するためには、実践を通じてその重要性を知り、感覚的にできるようになる必要があります

重要性を感じないまま、事実と感情を分けることに関する知識を得たり、口頭説明を受けたりして、頭で考えてやろうとしてもできないのです。

仮に頭でわかった!と思っても、日常生活に戻り、ヒト・モノ・コト(問題)に対しご自身の欲を扱う時、最初に顔を出すのは、長く使い続けてきた他人軸です。

反射的に愛される感覚を求めて行動しては、ご自身や周囲が傷つく結果に至ってしまいます。

そうならないようにするために、実際にRさんの離婚回避・関係改善という題財に沿って、EFTタッピングを使い、ご自身の感情や思考を自分でありのまま認めながら、感情や思考を分けていきます。

あわせて読みたい・ありのまま認めるとは

事実と感情を分けることが離婚危機回避の一歩になる

セッション前のRさんにとっての事実は下記の通り。

  • 配偶者がスマホを見ているから私は愛されない
  • 配偶者がスマホを見ずに私と一緒に過ごすなら私は愛されている

EFTタッピングを使って、ご自分の感情や思考をありのまま認めるうちに

  • 仕事から帰ってきた配偶者がずっとスマホを見ている
  • 私は愛されない(愛されている)

はそれぞれ別であるとRさんはお気づきになり、離婚回避に向けて、一つ準備が進みました。

Rさんの背景をEFTタッピングで探る

感情や思考をありのまま認める、事実と感情が分けられるようになって、初めて問題や悩みを解決したり、折り合いをつけたりするためのスタート地点に立つことができます。

人の思考や言動の背景には、自覚している・していないに関わらず、必ず理由があります。

そもそも、なぜ、Rさんはこのように思ったのでしょう

本当にもう私に気持ちがないのだろうか。

本当はどう思っているのか。

少しは望みがあるんじゃないだろうか。

あーでもでも!!

EFTタッピングで過去の出来事を思い出す

EFTタッピングを使って、Rさんの感情や思考、言動などをありのまま認め、掘り下げるうちに、過去の出来事に伴う、ご両親に対する思いが出てきました。

これにより、Rさんは

  • ご両親に対する不満から、理想の夫婦・配偶者・家庭像を作り上げていたこと
  • 父や母に望んでいたことを配偶者に求めていたこと

にお気づきになりました。

事実と感情を分けることで浮上した両親への思い

伊藤

タッピングの途中で思い出したご両親のことについて教えて下さい!

Rさん

私の母は父の言いなりでした。

それを見ていた私は幸せそうには見えないと感じていました。

だから私が配偶者と幸せになるためには、絶対に母みたいに父の言いなりにはならないと思っていました。

父は、家事や育児に非協力的でした。

そんな父を尊敬出来ないと思っていました。

だから、私が父を尊敬するためには、父が家事や育児に協力的であることが必要だと思っていました。

事実と感情が一緒くたになっている箇所があるのがお分かり頂けるでしょうか。

父に望んでいたことを配偶者に求めていたことに気づく

Rさんは、配偶者が父と同じく、家事や育児に非協力的だと感じていました。

配偶者なりに家事や育児をしていたのですが、それがRさんの思い描く内容ではなかったのです。

そのため、家事や育児をしてくれない、非協力的だとRさんが感じたことが、彼女にとっての事実になっていたのです。

EFTタッピングを使って、感情や思考をありのまま認め、事実と感情を分けつつ、視点を外から内へと変える作業が進む中で、Rさんは

  • 配偶者が、家事や育児をしていない訳ではない
  • 配偶者なりに、家事や育児をしていて、家族のために頑張っている

ということに自らお気づきになりました。

自らというのがミソです。

自ら気づくことによって、初めて頭と心が納得した状態へ、前へと進めるからです。

配偶者が子どもから尊敬されなくなるのを恐れていたことに気づく

Rさん

配偶者には、子が尊敬できる父であってほしい。

だから(私の思い描いた通りに)育児・家事をする理想の父であってほしい。

EFTが進む中で、無意識のうちに、このように思っていたことにもお気づきになりました。

お子さんが、過去の自分のように配偶者(子供から見た父親)を尊敬できなくなることを恐れていたから

Rさん

子供が、配偶者を父として尊敬するようになるためには、何としても、配偶者に家事や育児をさせる必要がある!

配偶者に負けないように、私の言うことを聞かせる必要がある!

そう思い込んでいました。

EFTタッピングを使って事実と感情を分ける中で、Rさんは下記のことに自らお気づきになります。

配偶者が私の思い描く育児・家事をしたからといって、子どもが、配偶者を父として尊敬するかどうかはわからない。

子がどのように父を尊敬するのかは、子が決めること。

私が決めることじゃない。

皆が同じ思い感じ考えて行動していると思い込んでいたことにも気づく

Rさん

私、父も母も配偶者も、全員、自分と同じことを思い感じ考え行動するものだ思っていたことに気付きました。

これは他人軸特有の捉え方で、トラブルを引き起こす原因の一つです。

事実と感情を分ける中で、父・母・配偶者はそれぞれ別な人間であり、皆、違う考えを持っていることに自らお気づきになりました。

これが出来て初めて、自分軸の

  • 自分には自分の意見がある
  • 相手には相手の意見がある
  • 互いの意見が違うからといって、相手が自分を否定している訳じゃない

ということがわかるようになるのです。

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両親に対する思いが変化する

Rさん

母に対しては何も言わなくても、私が何を望んでいるのか全て察して、欲しい物を与えてほしいと思っていました。

そう思いながら母に接していたことと、母に望んでいたことを配偶者に求めていたことに気付きました。

言わなくてもわかってくれると思っていたけれど、言わなきゃわからないですよね。

Rさん

あと、父は家事や育児に非協力的だと思っていたけれど、父なりに家族のために頑張っているということに気付きました。

スバラシイですね。

配偶者に酷い言葉を投げかけていたことに気付く

事実と感情を分けるうちに、視点が外から内へと変わり始めたRさんは、配偶者に投げかけた言葉を思い出します。

Rさん

お金もないし、手伝いもしないし、用なし!

このように伝えることで、配偶者がRさんの大変さを理解し、頑張って、お金を稼いで、家事や育児もするようになり、Rさんの理想の夫(思い通りの夫)になってくれると期待していたのです。

Rさんの理想像に配偶者を押し込めていくのは、他人軸ならではの動き。

Rさん

私、夫にずいぶん酷いことを言ったんだって気づきました。

伊藤

スバラシイですね。

離婚回避したり、関係改善をしたりするためには、ご自身で気づくことがとても大事なんです。

事実と感情を分けることでRさんに生じた変化|私は変わった!

EFTタッピングでご自身の感情や思考、言動などをありのまま認めながら、事実と感情を分けたり、ご自身の他人軸の動きを理解したりするうちに、変化の手ごたえと効果を感じたRさん。

Rさん

私は、この先、配偶者と一緒に暮らしていくために、変わる自信がある!!!

配偶者に、これまで、ひどい事をしてきたのを謝罪して、私は変わったという事を、配偶者に伝えたい!!!

伊藤

・・え?

気持ちはわかるけれど、まだやめでけれ?
早まらないでけれ?
危険を冒さないでけれ?

Rさんの変化は喜ばしいことで、普段のセッションだったら、どうぞどうぞと言いたいのですが、今回の場合は、切羽詰まった状態からの離婚危機回避であり、配偶者のこともあるので、私個人の意見としては慎重に進んで頂きたかったのです。

事実と感情を分けると視点が変わる

他人軸から自分軸へと移行する過程で、視点が変わります。

現状が何も変わらないのに、景色が今までとは違って見える状態になるので、居ても立っても居られないお気持ちはすごくわかるのです。

でも、他人軸は、そう簡単には変わりません。

加えて、「私の思い通りに動いて、私を認めて!私を愛して!」の癖は、無自覚のうちに顔を出すのです。

だから、謝罪して変わったと訴えて、配偶者の承認を得たら、うまくいくと感じるのですが、相手も同じとは限りません。

意気込んで私、変わります!と言った所で、その時は良くても、日々、頻繁に顔を出す、他人軸によって、変わらないRさんの対応を配偶者が目の当たりにし続けたら、どうだろう。

「変わる変わるって言ったって、結局、変わっていないよね」となるのではないか。

Rさんからお話を伺う限り、ヘタに動くことが命取りになるよう個人的には感じていました。

そのため、まずは、セッションでRさんご自身の内側をありのまま認める作業を積み重ねて、準備をした方がいいのではないかと当時は思っていたのです。

まとめ

本記事では、Rさんの自分軸が身につくEFTタッピングセッション事例を通じて、自分の感情や思考をありのまま認めながら、事実と感情を分けることが離婚危機回避につながるという内容を紹介しました。

人生は、自分の欲を自分で扱うことの連続・積み重ね。

日々、自分の感情や思考をありのまま認め、事実と感情を分けていくことが、自分や人生、現実を変えたり、問題を解決したりすることにつながっていきます。

事実と感情を分けるって大したことがないと思っていらっしゃるのであれば、それはご自身の内側からの危険信号かもしれません。

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