EFTタッピングは怪しいと思う方は、多いのではないでしょうか。
この前「嫌な記憶を忘れたいと思う時の対処法」で書きましたが、私自身、アイホージュの立ち上げにあたり、予定になかったEFTを提供せざるを得なくなった時、変化を実感していたにも関わらず「周りから怪しいと言われるのが嫌で絶対にやりたくない」と強い抵抗が湧いた経験があります。
だからこそ、未体験の方が、EFTを怪しいと感じるのは当然のことだと思っています。
EFTは宗教でも暗示でも魔法でもありません
EFTは、宗教・暗示・魔法ではなく「感覚・言葉・認める・タッピング」を掛け合わせたツール(方法) です。
アイホージュでは特に、EFTを次の目的で使っています。
- 半ば無自覚・無意識の動きを、感覚・言葉・認める・タッピングを組み合わせて、意識化する
- 自分を満たす
自身の取り組みとセッションの提供を通じて、日本人の特有とも言える「他人軸」と呼ぶ意思の扱い方によって、感情開放だけでは変われないことがわかったからです。

他人軸の思い込みがうまくいかない原因になる
他人軸で意志を扱っている場合、「周りに自分を認められたと感じること」を求めて、「〇〇すればうまくいく」「あの人はこう思っているはず」といった思い込みに沿って、行動します。
その結果「うまくいくはずなのにうまくいかない。なぜうまくいかないのかがわからない。」という状態に陥ります。
どういうことかは、実際のセッション事例を紹介しましょう。
「我慢は美徳」という思い込みが自己否定に結びつく Uさん事例
「愛されているという確信が欲しくて配偶者に離婚届を渡した Rさん事例
自分が我慢して頑張ればいつかわかってくれると三年無職の彼をダブルワークで支えた Nさん事例
人は「自分で気づいて理解する」時に初めて変わる
セッションで、クライアントさんに「今のやり方だと、うまくいかないですよ」という話をしても
- 頭ではわかるけれど、感覚的には納得しない
- 頭も感覚的にも納得しない
ということが起こります。
これは、クライアントさん云々という話ではなく、人はいくら他人から説明されても、納得しない生き物なのです。
ですが、人には、「自分が喋ったことを自分の耳で聞いた時、初めて理解できる」という、オートクラインと呼ぶ機能が備わっています。
EFTでは、この仕組みを活かして、「うまくいかない思い込み」から自ら気づけるよう「ことば作り」をしています。
これが、私・伊藤のセッションで担う大切な役割の一つです。
感情を認めることで、自分の気持ちが読めるようになる
自分の感覚と、口にする言葉は連動しています。
なので、EFTでネガティブな感情に合う言葉を選び、少しずつ掘り下げることで、自分の本当の気持ちが「読める」ようになります。
掘り下げの際には、問答を繰り返すのですが、これが、事実と感情を分ける作業です。
最初に出てくるのは他人軸の欲(意志)。
「愛されたい」「わかって欲しい」「わかって当然」「普通はこうでしょ」など、ともすれば相手にぶつけてしまう、他人軸の欲は、実は自分で満たせるのです。
そもそも、他人軸の「周囲に認められた・認められない」は、自分が判断しているのであって、相手がしている訳ではないからです。
「ありのまま認める」とは「ある」と認識すること
アイホージュでは、EFT一セットのリマインダーを変えずに、同じものを使います。

これは、一セットという短時間の内に、過去の疑似体験を、感覚・言葉・認める・タッピングを使って、意識的に繰り返す作業です。
「ありのまま認める」とは、「ある」と認識すること。
「繰り返し」とは「満たす」こと。
他人軸で生きてきた場合、長く、自分の意思を抑圧しています。
そのため、一回認めた程度では、動きが出ません。
でも、繰り返し、自分を満たすうちに
- 「現在をより良くするためのヒント」となり得る、過去の出来事を思い出す
- 違和感が生じて「今まで、自分はこう思っていたけれど、実はちょっと違う」と気づく
- 「うまくいくと思っていたけれど、これじゃあ、うまくいかないね」と気づく
などの変化が起きるのです。
自分軸で動こうとするときに起こる抵抗と葛藤
他人軸の欲求を満たした後に、自分軸のどうしたいのかがわかります。
これがわかれば、動けるようになると思っている方は多いです。
でも、実際は、一つ動く度に、抵抗や葛藤が生じて、ストップがかかります。
例えば
- どうしたいのかがわかっても、何をしたらいいのかわからない
- 何をしたらいいのかがわかっても「嫌われるから言えない」「相手を傷つけるから、やりたくない」
と言った具合に、ブレーキがかかるのです。
EFTは、このような抵抗や葛藤などが生じた時に、一つずつ解消し、頭と心が納得した状態で動けるようにするための方法でもあります。
地道な積み重ねが「自分だけの力」を生む
題材を変えてEFTを積み重ねるうちに、他人軸から自分軸へ意思の扱い方を変えるプロセスは、パターン化していることにお気づきになるはずです。
最初はゆっくりだった意識化も、慣れるうちに対応のスピードが上がり、無意識レベルで動けるようになります。
ただ、同時に、少しずつハードルもあがります。
そのため、意識化は続けていく必要があります。
慣れるうちに法則にも気づく
「自分軸で必要な対応を取って、うまくいったらそれでいい。
うまくいかなくても、それでいい。」という法則もだんだん見えて来るはずです。
リアルタイムでは苦しくても、後で振り返ると、なぜそうだったのかが読めて「あれで良かったんだ」とわかるようになります。
地道な積み重ねが満ちた時、想像していた以上に素晴らしい「あなただけの力」が手に入っているはずです。
魔法のように見えても根拠のあるツールです
前述した通り、EFTは魔法ではありません。
「感覚・言葉・認める・タッピング」の組み合わせによって、思いがけないと感じる変化が生じるけれど、実際は根拠に基づいて物事を進めるツールです。
怪しいと思う気持ちは、未知のものに向ける自然な反応です。
でも、その「怪しさ」の先に、あなた自身の変化の扉があるかもしれません。
EFTは、誰かの言葉に頼らず、自分の言葉で、自分の内側や行動を変えるための実践的な方法です。
もし興味がありましたら、まずは体験会からどうぞ。
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