この記事は、前回からの続きです。三年無職の彼との同棲生活でたまったストレスを解消しに、アイホージュにおいでになった、30代Nさんが、EFTタッピングを通じて現状を変えるきっかけをつかんだ事例を紹介します。
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三年無職の彼との同棲生活で生じたストレスを解消したい
Nさんから、モミー(推拿)の予約のメールを頂きました。
連絡を頂くのは三年ぶり。久しぶりの再会です。
ストレス解消で来ました。
何があったのか、モミーをしながらお話を伺いました。
Nさんが感じているストレスの正体
同棲している彼がここ三年ほど働かず、Nさんの収入だけで暮らしていて、金銭の余裕が全くありません。
頑張っていたのですが、色々我慢し続けてきたため、息切れ状態となり、ストレス解消にとモミーをしに来たのだと言います。
以前、EFTタッピングに取り組んだ時も、三年前も、お二人とも働いていたので、結婚もそう遠くないだろうな・・と思っていた私はびっくりです。
んーーー。
ということはモミーで、一時的にストレス解消しても、お家に帰ったら、今まで通り何一つ変わらない状態が続くんだよなあ。
そう思いながら、もう少し詳しくお話を伺います。
Nさんは、以前勤めていたフルタイムの職場を辞めていて、現在はパートタイムで働いているとのこと。
残業が多いので、月12万程もらっているのですが、もちろん足りません。
お金が足りずに、パートを二つ掛け持ちしていたこともあるけれど、それでも足りない。
昨年、引っ越しをしていて、彼女の名義でローンを組み、数十万の借金をしているけれど、返す当てがない。
キャッシング枠いっぱいに、お金を借りている。
だから、これ以上、キャッシングは出来ない。
収入よりも、支出が上回っている。
払えていないお金も、色々ある。
支払の目処がつかない。
彼は別の部屋に引きこもっていて、Nさんが仕事から帰ってきても、お互いに話をすることがほとんどない。
かなり切羽詰った状態にあったのです。
頑張っても報われないからストレスが生じる
Nさんのお話を一通り伺いながら、私が思ったこと。
それは、頑張っても報われないから、ストレスが生じる。
一刻も早く手を打たないと、状況は悪くなる一方だ。
Nさんは過去に複数回、EFTタッピングのセッションをお受けになっています。
下記の記事で、幼い頃に形成した(他人軸の)癖について触れましたが、それらが顔を出していたのです。
ここで手を打たなければ、Nさんは「自分が我慢して頑張り続ければ彼もわかってくれて、働き始めるはず」と期待して、現状維持で頑張り続けることを選ぶだろう。
もう少し、頑張ってみよう。
あと1か月、頑張ってみよう。
あと1年、頑張ってみよう。
そうしたら、彼も働くようになるはず。
これをを三年続けてきているのです。
現状維持を選択してはいけない理由
三年前と現在を比べると、状況は明らかに悪化しています。
このまま、必要な手を打たずに現状維持を選択する場合、時間の経過と共に、問題が大きく膨れ上がっていきます。
という悪循環に陥っていきます。
これほどお金に困窮している中で、ストレス解消でモミーしに来て、この話をなさっているということは、無意識のうちに、現状を変えるきっかけをつかもうとしていらっしゃるのかも。
他人軸をやめ自分軸で対応することで現状を変えられる
いろいろ、辛いと感じることが起きていますが、これは、他人軸による対応で現状維持をすることをやめ、自分軸のどうしたいのかに沿って、ご自身を早く立て直すよう、お知らせや警告みたいなもの。
お知らせや警告は、罰でも何でもありません。
人間は、自分軸の「自分がどうしたいのか」を活かすことで、自分らしく幸せに生きられるよう創られています。
「我慢して頑張って自分を傷つける」のは不自然なので、これを選ばないよう、ご自身を守らなくてはならないのです。
もし彼女が、お知らせや警告を無視したまま、自分だけが頑張って、現状維持をしようとしたら、それほど遠くないうちに、強制的に立ち止まることが起こってもおかしくありません。
仮に、その状態になっても、Nさんが、今のまま頑張り続けた場合は、ハードルがさらに上がり、お知らせや警告として受けるダメージも、もっと大きくなる・・。
それは回避しないといけないと思いました。
ストレスを解消しつつ本当に必要な手を打って自分や現状を変えていく
ご自身の感情や思考、言動などをありのまま認め、他人軸の癖に気づいて、これではうまくいかないと立て直し
自分軸で新しい一歩を踏むプロセスを実行したら、Nさんは、現状維持から抜け出せるはず。
何とか立て直すきかっけになるのでは?と思い、ここまでの話を、一通りNさんに説明しました。
EFTで、ちょいとやったら、もしかしたら、現状は変わるかもしれない。
やる、やらないは、Nさんにお任せします。
やります。
Nさんは過去にEFTタッピングのセッションを複数回受けているので、やり方やご自身の癖についてはご存じです。
支払いが難しい状態だったので、最初はセッションをせずに、お一人で実行して頂きたいことを説明し、「今できることをやって、彼とお金の件で話をしてみて」と具体的な内容を伝えました。
伝えたつもりで、伝わっていないのに、わかってもらえないという別なトラブルを引き起こして、関係をこじらせる可能性があるので、何のために、何をするのかを具体的にお伝えする所までを提供する必要があったのです。
Nさんは「彼に必要なことを伝える」EFTを、過去に取り組んでいます。
そのため、私が伝えた内容については一緒にセッションしなくても「できる」とのこと。
今後、セッションが必要になった場合は、分割払いにて対応していくことにして、久しぶりの再会モミーが終わったのでした。